3年3ヶ月の間、ずーーーーっとセンターで暮らしていたステンくん。
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お散歩ボランティアレポートで登場する以外、ステンくんが収容されていることは他でどこでも知る由がない状態で、どこからも、誰からも声がかからないままセンターに存在していたんです。
3年3ヶ月ですよ。
3年3ヶ月も。

人間よりはるかに短い一生の犬の3年3ヶ月って、人間に換算したら一体どのくらいの年月になるでしょうか。
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このステンレスケージの中で、寒い日も暑い日も3年という月日をここで過ごしました。

「噛む」
「攻撃性が強い」

そんなレッテルを貼られたステンくんは、お散歩も私しか担当できません。
3年3ヶ月の収容生活の間に打つ狂犬病予防接種もワクチン接種も、私が保定して職員さんに打ってもらっていました。
゛隊長のみ担当 “ が普通の状態だったのです。

担当と言えば、、、
ステンくんはトイプードル。
定期的なトリミングが必要です。
毎月センターに入ってくださっているボランティアトリミングの皆さまのうち、たったお一人だけがステンくんのトリミングを長いこと担当してくださっていて
相場くんがTV番組内でトリミングする際にサポートしてくださっていたトリマーさん、と言えば誰もがご存じの有名な方でしょうか。
渡辺さんがずっと、ステンくんのトリミングを担当してくださっていました。
渡辺さんのfacebook→

昨日、その渡辺さん達のボランティアトリミング、通称ボラトリさん達によって
センターの子達のトリミングをして頂く際、ステンくんもセンターで最後のトリミングをして頂きました。


とにかくこの先もずっとステンくんの存在を知ってもらうこともない状態でセンターで過ごす訳にもいきませんし、ステンくんの可能性を信じて引き受けることにしました。

正直なところ、私ももうキャパはいっぱいです。
いっぱいどころかキャパはすでにもうオーバーしています。
我が家の面々のそれぞれのQOLを考えると、ギリギリ限界を超えています。
ですが、だからといって、ステンくんの収容年数を更新させ続ける訳にもいかないでしょう。

こういう子がいる訳です。
いるんですよ。
殺処分ゼロを声高々に謳ったところで、こういう、誰にも引き受けられないような子はどうしたらいいというのでしょうか?

「殺処分は違法!」
「殺処分なんてひどい!!」
「センターにクレーム入れよう!!」
「殺処分反対!!!!」
「殺されるなんて許せない!!」
「涙が止まりません!!」

こういった方々が、ステンくんのような子を引き受けられるのでしょうか?
引き受けてくださるのでしょうか?
引き受けられないのに、処分反対と声高々に叫んでいるのでしょうか。

私自身、殺処分は反対です。
しなくていいならしない方がいいと思っています。当然ですが…。

ですが、現実は???
どうでしょう???

ぶっちゃけ、譲渡に向かないとされるステンくんを引き受けるにあたり、
私はあらゆる部分での負担がのしかかりますよ。
その私のことは誰が助けてくれるのでしょうか??
涙が止まらない方の涙の代わりに、治療費や、保護にかかるお金を止め処なく出してくださるのでしょうか?
私の労力のヘルプをしてくださるのでしょうか?

そう愚痴っても始まらない!
やるならやるっきゃない!

殺処分反対の裏で、どのような現実があるのか、よくよく、よくその目で確かめてください。


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かかりつけの病院にて、健康チェックをお願いしました。
先生の安全を考えて、口輪をして頂いてからの検査です。

結果、先生も驚くほどの健康優良児のお墨付きを頂きました。が、、、
収容時すでにフィラリア陽性だったステンくんの身体の中の親虫は撃退できていませんでした。
今後も引き続き通年投薬にてフィラリア対策していきます。

フィラリアであることは残念なものの、少々難はあるとはいえまだ若く健康なステンくんの本当のご家族探しをしてみようと思います。

きっと、もしかしたらどこかに、ステンくんを丸ごと受け入れてくださる本当のご家族がいるかも知れない。
ステンくんの為に、希望を持って進みたいと思っています。


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忙しない我が家で、まずは社会性を身に着けられるよう、ステンくんをしっかりお預かりします!

ステンくんの明るい未来の為に、応援よろしくお願い致します!!