お散歩隊

千葉県動物愛護センター本所でのお散歩ボランティアのご案内とレポート

2021年12月

断脚手術を終えたテリアくんは、「サンタくん」 「クリスくん」 「ミッツくん」など、センターの職員さんが考えた名前の候補がいくつかあったのですが、
病院の先生やスタッフさん達が考えてくださった「カーネルくん」という名前になりました。
7641
血栓を防ぐ為に相当だろう痛みに耐えてでもリハビリで動かす必要があるそうで、先生がお忙しい診察の合間にリハビリの時間を作ってくださっているので、
術後まだ4日めにしては驚くほどのスピードで動きもかなりスムーズになってきています。

犬は前脚で身体の7割を支えています。
前脚にかかる7割の体重を左脚一本で支えていかなければいけません。
その左脚の筋力を付けながら、体力を回復しつつ、馴化も進めて、、、とやることいっぱいですよ、カーネルくん。

7642
おやつも手から食べられますよ。

しかし、カーネルくんがいい方向に向かっているとはいえ、どう考えてもやっぱりトラバサミの犠牲になったことはなおざりにはできず。

挟まった脚を取ろうともがいたことで手首から先を切断してしまったのでしょうけれど、相当もがいたのか、肩甲骨も変形してしまうほどの状態になってしまっていました。



「トラバサミ」
と検索すると、下記のような危険である、禁止されていることが分かる解説が羅列します。


トラバサミは、動物を無差別に捕まえて大怪我を負わせる大変危険な狩猟用の罠です。
トラバサミを設置すると、散歩中の人やペットも足を挟まれて怪我をする恐れがあります。
現在、トラバサミの使用は鳥獣保護管理法で規制されており、違反した場合は、罰金又は懲役に処されます。
人やペット、そして野生の動物達に怪我を負わせないためにも、危険なトラバサミの使用はやめましょう。

(宮城県公式ウェブサイトより)


罠の中央の板に獲物の足が乗ると、ばね仕掛けによりその上で2つの半円ないし門型の金属板が合わさり、脚を強く挟み込む。
罠に掛かった動物に長時間にわたる苦痛を与えること、密猟者が仕掛けた罠に鳥や人間がかかる事故が発生することなどから、使用に対する批判がある。
かつては、より強く脚に食い込み脱出を困難にするため、脚を挟む板に鋸歯状の歯が付いているものや、中ー大型獣用のトラバサミでは、人間が誤って踏むと脚の骨を粉砕するほどの威力を持つ物もあった。
以上のような問題から、日本では原則的に使用禁止となっている。

(Wikipedia解説より)


某大手のショッピングサイトでも売られている為、禁止されているのに買いさえすれば使用することが可能な状態になっています。

センターにもトラバサミによる脚の切断や怪我を負ったまま収容される子がいるのは珍しいことではなく、少なからずいることも事実。

これは真剣にどうにかしないといけない気がします。
何をどうしたら、どこにどう働きかけていけばいいかすらも、今はまだ漠然としたまま分かりませんが、、、
このままではいけない。
まさに、どげんかせんといかん。

7640

トラバサミの使用、いや、それ以前に商品として売られていることについて、なんらかの対策をしていく必要があると思います。
収容される子が増えないように適正飼育を促す啓蒙・啓発と同じように、これは今後の課題のひとつとしていかなければいけないですね。


毎年、一年の終わりが近づく頃には来たる年の目標を
「ただただうちの犬や猫を愛でてまったりと過ごすだけの普通のおばさんになりたい」
と掲げている気がしますが、一体いつになったらそれが実現するんでしょうか…。


それでも、お散歩隊を応援してくださる沢山の方のおかげで
拙いながらも、この一年間収容犬、収容猫達のサポートができました。
あたたかいお気持ちを寄せてくださった皆さま、支えてくださって本当にありがとうございました!

皆さまが良いお年をお迎えくださいますことをお祈り申しげます。
来年も何卒お散歩隊をよろしくお願い申し上げます。


一口フード支援にご理解とご協力くださる皆さま、今年一年間ご支援頂きましてありがとうございました!
何年もの間、毎月欠かさずにご支援くださる方もいらっしゃって、多くの方にお力添え頂けたことが本当にありがたく感謝しております。
皆さまのおかげでこの一年もセンターの子達のサポートができたこと、ここでお礼申し上げます。
ありがとうございました。

今年最後のご報告をさせて頂きます。



11月30日~12月27日までにご支援くださった方のお名前をイニシャルにて記載させて頂きます。
記入漏れ、表記間違いには気を付けておりますが、万が一間違いなどがありましたらお知らせください。
※大変失礼ながら敬称を略して記載させて頂くことをご了承ください※ 

10月(27日〆)繰り越し分 206,740円

《12月7日》
T・Cロ   20,000円

《12月9日》
K・Sラ    5,000円

《12月10日》
BASE売上  1,734円
A・Kエ      500円

《12月13日》
M・Tコ    3,000円

《12月14日》
Hノ     20,000円

《12月15日》
T・Hミ    3,000円

《12月16日》
Y・Kコ   10,000円

《12月17日》
S・Mロウ   2,000円

《12月21日》
K・Mリ    5,000円

《12月24日》
C・Nエ    5,000円

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
   計  75,234円

千葉県動物愛護センターへお届けのフード・猫砂・雑貨他 

◎青空☆お日さま☆笑顔 Cさんへ
・支所収容猫医療費 10,330円

◎センターお散歩時使用消耗品
おやつ        3,508円

◎預かり協力金
シュナウザーMIX・まめ茶・エル 30,000円

◎搬送代
・12/13     5,580円
・12/24     7,380円
・  〃       2,900円

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
   支出計  59,698円
    残  222,276円



・東葛飾支所に収容された猫の医療費を一口から支援させて頂きました。

・お散歩時に使用するおやつを買わせて頂きました。

・預かり金と、センターまでのそれぞれ往復の搬送代を精算させて頂きました。


テキストプレースホルダ


新しい年も引き続き一口フード支援へのご協力をよろしくお願い致します。


クリスマスイブの今日、今年最後のお散歩ボランティアとなりました。

コロナ前の40頭、50頭に上るお散歩頭数に比べれば、今はその半分にも満たない頭数ではありますが
ゼロではない以上、必要なお散歩もご協力くださる皆さまのおかげで怪我や事故もなく無事に終えることができました。

この一年、遠いところをセンターの子達の為にお越しくださったサポーターの皆さま、本当にありがとうございました!


今日のお散歩の様子です。
DSC_9246 (2)
すぐるくん



DSC_9224 (2)
ききょうちゃん



DSC_9232 (2)
ラニくん



DSC_9252 (2)
まんさくくん
ラニくん、まんさくくん共に神妙な面持ちなのは、、、


DSC_9228 (2)
このちびちびちゃんがいたから。


DSC_9255 (2)
なんでしょう、飛んでますね。
トナカイさんなんでしょうか。


DSC_9280 (2)




DSC_9270 (2)
DSC_9272 (2)
ショコラちゃん
ショコラちゃんですよ!
職員さんがドッグランで馴化トレーニングをしてくださっています。
頑張れ、頑張れ!



DSC_9284 (2)
ひのきくん



DSC_9288 (2)
いのちゃん(モデル犬)



DSC_9293 (2)
わかくさくん



DSC_9298 (2)
こまちちゃん(モデル犬)


DSC_9308 (2)
DSC_9310 (2)
ムックくん(モデル犬)

DSC_9313 (2)
レオンくん(モデル犬)



DSC_9316 (2)
神楽くん




6880
こちらのテリアミックスくん、、、実は前足の途中から切断された状態で収容されました。
おそらくトラバサミが原因と思われますが、トラバサミはすでに禁止された猟法です。
それなのに未だにトラバサミによる怪我を負った子が収容されます。

センターの許可をもらって、病院での手術を受けることに。
6881
※患部はぼかしています。

診察の結果、肩からの断脚が決まり、2時間に及ぶ処置をして頂きました。
断脚は予後不良が起こりやすい為、入院中しっかりケアして頂くことに。
6879
クリスマスイブにプレゼントどころか、前足を失うことになってしまったテリアくんですが
皆さまからプレゼント代わりに元気玉を送ってあげてください。
頑張って回復してくれますように。

さくら動物病院の齋藤院長先生、いつも無理をお願いしてしまい申し訳ありません。
ご対応くださってありがとうございました。



6951
6952
そしてちびちびちゃんは我が家でお預かりすることに。
でっかい犬も猫も怖がらない肝っ玉の大きなちびちびです。



年明け最初のお散歩ボランティアは7日(金)に実施予定です。
引き続きこれまでに参加経験のある方のみの受付となりますが、ご協力よろしくお願い致します。


皆さま、よいクリスマスをお過ごしください☆

トレーニングが必要な犬をお預かり頂いたり、センターの子達の為にご協力くださっている越谷のメローさんから
犬の引き出しのご希望を頂いて、先日引き出しに立ち会ってきました。
5558
まだ若いテリア雑くんです。
少しばかりトレーニングの必要がある状態でしたので、願ってもないご希望を頂きました。



テリア雑くんの為に来所くださったところで紹介した一頭も引き受けてくださることになり、
メローさんの空きが出るまで数日、我が家でショートステイすることに。
6157
独居老人が飼育していた子なのですが、痴呆でお世話ができない状態になり
市の職員さんに付き添われながらセンターでの引き取りとなった子です。

独居の寂しさから迎えて、この子を迎えた時はまだ症状も出ていなかったのかも知れませんが、、、
小さな身体とは言え、日々のお世話はもちろん運動も必要です。
どんどんネグレクト状態になっていく状態をどんな風に感じていたでしょう。
そういう経緯もあるからか、かまってちゃんが激しい甘えん坊です。

ご自身の年齢から将来を見据えて、飼わない勇気、飼わない優しさも持ち合わせて考えて頂けたら、こういう子は出現しません。

高齢化が加速する中で動物が取り残されてしまうケースは本当に多くなってきています。
これからもどんどんとこういった事例が多発すると思います。
色々な角度から様々な取り組みや整備が早急に必要になってきますね…。


今日は他にもCさんがエマちゃんを引き出してくださっています。
(柏のセンターからも一頭引き出しだったそうです)
6182
エマちゃんも、柏のセンター出身ちゃんも良かったねーーっ!

青空☆お日さま☆笑顔
Cさんは負傷で収容された子や、治療の必要な子を多くお預かりくださっているので、
みんなが安心して治療に専念できるよう、Cさんへのご支援をよろしくお願い致します。


そして、副隊長はまめ茶おばあちゃんを連れて帰ってくれることに。
6181
良かったーーー!!

明日はセンターのある地域の予想最低気温がマイナス5℃だとのことで、老体に寒さがとても心配でしたが、今晩からは暖かい部屋の中で朝を迎えられます。

ハイシニアの子はなかなか預かりの手があがりにくいです。
お世話の大変さや、若い子と違ってこの先長くは一緒にいられないから、、、などの理由からどうしても敬遠されがちですが、
シニアにはシニアの可愛くて愛おしいところがいっぱいです。
固体差はあるものの、確かにお世話の大変さは相当なものだったりしますが、せめて最後はそれまでの苦労を全部払拭できるくらいの愛情で見守ってもらえたら幸せだろうな、と思います。

家族と一緒に笑顔で新しい年を迎えられる子が一頭でも増えますように。



今日のお散歩の様子です。
(写真が撮れない子も多かったので、過去のお散歩時の写真も使用しています)
6185
みのるくん



DSC_9117 (2)
ラニくん



DSC_9090 (2)
ひのきくん



DSC_8928 (2)
まんさくくん



DSC_8920 (2)
まめ茶ちゃん



DSC_8890 (2)
エマちゃん



DSC_8843 (2)
ハロウくん



DSC_8799 (2)
ゆずきちゃん



DSC_9052 (2)
ききょうちゃん



DSC_9189 (2)
わかくさくん



6183



6184
神楽くん



次回24日(金)に実施予定のお散歩が、今年最後のお散歩ボランティアとなります。
これまでに参加経験のある方のみの受付ではありますが、ご理解とご協力をよろしくお願い致します。


先週は庁舎の外壁工事の為に組まれていた足場の搬出に伴い、急遽中止となってしまっていたので、みんなとは2週間ぶりの対面です。
足場が外されてからずいぶんとスッキリした感じになってきましたが、長かった工事の間ずっと使えなかったドッグラン、年明けからはやっと通常通りに使用できそうです。


今日のお散歩の様子です。
5171
ラニくん



5172
ハロウくん



5173
みのるくん



5170
ききょうちゃん



5168
まんさくくん



5167
まめ茶ちゃん



5166



5165
ゆずきちゃん



5164



5159
ひのきくん



5158
わかくさくん



5157
エマちゃん



5160
ショコラちゃん

5161
ゆずはちゃん

5162
C部屋のこの子達に向き合う時間がなく、いつもおやつをあげるだけの関わりになってしまっているのですが、
コロナも収束し、参加人数制限などが解除になってご参加頂ける方が増えさえすれば、もう少し手をかけ、時間をかけてあげられます。
そういった状況になるのが待ち遠しくて、部屋を出るときは後ろ髪を引かれる思いです。




DSC_9216 (2)
神楽くん
神楽くんは前足を引きずってしまうので、今日もドッグランでのお散歩となりました。



5156




5177
次回のお散歩ボランティアは17日(金)に実施予定です。
これまでに参加経験のある方のみの受付となりますので、ご理解とご協力をお願い致します。


↑このページのトップヘ